チームワークが大切な活動はさまざまな場面でありますね。
学生の部活や文化活動、クラスやグループで対抗する競技、そして新入社員の研修会や社会人の会議など・・・。
そのような活動でのチームワークを効果的に高める手法として、アイスブレイクがおすすめです。
チームワークの重要性を説明した後に、実際に実体験するアイスブレイクは貴重な体験となるでしょう。
「百聞は一見にしかず」一度構築できたチームワークは長きにわたって効果を発揮します。
今回はそんなチームワーク向上に最適なをアイスブレイク『チーム対抗ゲームネタ』を紹介していきます。是非ご活用ください。
目次
【チーム対抗】チームワークを養える!!アイスブレイクゲームネタ20選
①記憶ゲーム
チーム対抗ですが、いきなり対抗戦を開始する前に自己紹介で「アイスブレイク=緊張感の融和」を行ってみましょう。
やりかたは簡単で、前の参加者の名前を引き継いで自己紹介をします。参加者同士の名前を覚えることができます。
参加者(10名位まで可能)に内向きの円になってもらいます。1番最初の自己紹介者をファシリテーターが指名します。
次に、1番の紹介者の右側の人は1番の紹介者の名前を引き継いで自己紹介をします。
「○○さんの隣の△△です。趣味は・・・」と続けて次は右隣の人と続けていきます。
次の紹介者は、前の紹介者が自己紹介中でもその人の名を忘れないようにしなければなりません。
1周りしたら逆周りもやってみましょう。2週目も終わりましたら名前の確認です。
前の人の名前を順に言えたら成功です。チームが少なければ1チームずつ発表しても対抗意識から必死に覚えるので楽しめます。
参加者が名前と自己紹介を聴いて覚えようとして、親近感や一体感を高める効果があります。
②見えない共通点
これも導入部分でおすすめの自己紹介アイスブレイクゲームです。
グループ内の参加者の共通点を、たくさん挙げて競い合うゲームです。
グループの人数は10名位まで可能ですが、理想は5人前後までです。多くなると共通点が見つけづらいですね。
模造紙又はホワイトボードとペンをグループの数だけ用意しましょう。
次にファシリテーターの合図で共通点を多く挙げたチームが勝ちです。制限時間を設けるのでドキドキします。
共通探しは自己開示が進むのと相談の会話が弾むので、この後のチームワークの構築に役立つゲームです。
③インパルス
参加者の手を握って伝達するゲームです。伝達の時間を競い合うアイスブレイクネタになります。
参加者全員(クラス20~40人)を1チームにして数チーム対抗戦が楽しいです。
ファシリテーターはチームごとに1つの内向きの円になってもらいます。
次に隣同士で手をつないで最初の人を決めます。
最初の人は右隣の人の左手を「ギュ」と握ります。握られた人は自分の右隣の人の手を「ギュ」と握ってください。これを繰り返して1周したら終了です。
1番早く全員伝わったチームが優勝です。タイムを計ってみるとさらに盛り上がります。
2~3回行うと時間短縮が目に見えてわかるので、効果が上がったこと=チームワークを参加者全員が認識できるゲームです。
④背中電報
伝言ゲームならぬ電報ゲームです。背中に書いた文字が正しく伝わるか?チームワークがカギを握る対抗戦です!
グループ(5人~10人位)は縦一列に並んでもらいます。最後尾の人が決まったら、ファシリテーターの元に集まってもらいます。
お題をそっと教えて最後尾に戻ってもらいます。
ファシリテーターは一人当たり30秒~1分で区切って次に伝えるよう指示します。最後まで続いたらホワイトボードに一斉に書き出して解説をしてもらいます。
電報を正確に伝えようとチームワークが芽生えてきます。誰がどこで間違えたか判明するのか、会場の雰囲気でファシリテーターが判断してもよいです。
⑤セブンじゃんけん
いつものじゃんけんプラス2パターンを組み合わせ、出した指の合計が7(セブン)のチームが優勝です。
3~5人のグループでじゃんけんをします。いつもの「パ― チョキ グー」の他に、指1本と4本のじゃんけんを追加します。
ファシリテーターの「じゃんけん ぽん」の掛け声で、同時にグループ内でじゃんけんをします。出した指の本数が7(セブン)になったチームが勝ちです。
チームで1つの目標「7(セブン)」を目指して達成するとチームワークが高められます。
⑥ジャンクリレー
リレーのチーム対抗戦です。ちょっと変わった物を運ぶので作戦会議が大切です。
参加者チーム(5人~10人)を作ります。ファシリテーターがあらかじめ用意していた物を運ぶリレーです。物はタオルや時計やファイル何でもよいです。
決まり事は各チーム物を1個づつ運びます。運ぶ最中にチームメンバーは、全員一人1回は物に触ります。
1つの物がゴールしてから次の物の移動を始めます。
すべての物をゴールしたら勝ちです。
事前の作戦会議が勝利のカギに近づけます。
作戦会議で積極的に話し合うことで、コミュニケーションが深まります。
⑦ゆーほー
「ゆーほー」を見事発進させたら勝ちです。
ファシリテーターは参加者を3人~5人のチームに分けます。
テーブルの上に柱(筒)を1本立てます。「ゆーほー」(真ん中に穴の開いている)を通して置きます。
チームメンバーは扇子を扇いで「ゆーほー」を浮かせます。
柱から発信させたチームが勝ちです。
協力して必死に扇ぐのでチームワークが養われます。事前に作戦会議を開くと、積極的に会話が弾みます。
⑧注文はいりました
レストランでお客さん役と店員の役に分かれて競い合うゲームです。正確に注文を多く聞きとれたチームが勝ちです。
チームは10人~20人の大人数でも可能です。
ファシリテーターは1チームを2グループに分けるように指示してください。
分けられたチームの参加者は、お客さん役と店員の役に分かれます。
お客さんは一斉に別々の注文をします。それを店員は聞き取ります。
聞きとれた注文が多いチームが勝ちになります。
チーム対抗戦のため熱が入ります。大きな声が良いのか、声量よりも聞き取りやすさなのか協力して勝ちに行く効果があります。
⑨新聞パスサッカー
新聞受けを作ってボールを受け取り、落とさぬようパスをしながらゴールを目指します。
二人でペアを作ります。次に新聞でボール受けを作ります。
スタートと折り返し地点にペットボトルを立てて準備完了です。
チームメンバーはペアを作って2列に並びます。
スタート後、ボールを受けてる人は動けません。パスをした人は先に進んで、交互に前進して折り返しゴールで次の走者にパスします。
チーム全員が横一列に並んで、パスだけで進んで折り返してゴールを目指す方法もあります。
周りを気にしているとパスを落とすのでチームに集中していきます。チームワークが向上するゲームです。
⑩ピンポン大脱出
新聞紙で塔をつくります。一番高い塔を作って5秒の耐久時間があったチームが勝ちです。
グループは3人~5人が適しています。内向きの円を作ってもらいます。
準備物は新聞紙5枚、ビニールテープ1、ピンポン玉1です。
時間内に5枚の新聞紙とビニールテープで最も高く、そしてピンポン玉を載せて5秒間耐えたチームが勝ちです・
協力して高い塔を作るので団結力が高まります。なおかつ、耐久したらさらに盛り上がります。
⑪カミワタシ
カミ(紙)を両手の指1本で、リレー形式で運ぶ競技です。どのように運ぶのが良いか、作戦会議が重要です。
ファシリテーターの指示のもと、参加者をチーム分けします。
次にA4用紙をチーム数用意します。
チームは横に一列に並んで、紙をリレー形式で全員つないだら勝ちです。
開始の前に1分位の作戦会議タイムを設けましょう。
新しいアイディアが採用されたり、活発な意見交換がされてチームワークが良くなっていきます。
⑫グループちょっかい
大人数で楽しめるおにごっこ形式のアイスブレイクゲームです。
ガムテープを背中に貼られてしまうと脱落で、チームの王さまが貼られてもゲームオーバーです。
10人~20人のグループを作り、1人王さまを決めてもらいます。
ガムテープを10㎝に切って全員に配ります。
背中にガムテープを貼られてしまうとゲームから退場です。
王さまが貼られるとゲームオーバーです。
王さまを守りながら攻めに転じる。どのように動くのがチームに貢献するのか協力体制が大切なゲームです。
⑬風船サンドリレー
運動会のような競技です。風船を落とした後のリカバリーが大切です。
参加者に10人~20人のチームを組んでもらいます。
そしてペアを作ってもらい、お互いの頬で風船を挟んで走ります。ペットボトルやパイロンが折り返し地点になるので回って戻って次に渡すリレーです。
途中で落としてしまったら、立ち止まって挟みなおします。「手を使ってはいけませんルール」があると盛り上がります。
全員がリレーで終了したチームが勝ちです。頬でなく、お尻でも良いですね。
競技に勝ちに行く姿勢で、チームワークが良くなります。うまく運ぶ方法を仲間で話し合う機会を設け、コミュニケーションが深まります。
⑭ペットボトル倒しリレー
タオルを投げてペットボトルを倒すゲーム。早く全員が倒したら勝ちです。
ファシリテーター指示の下、チーム(5~10人)に分かれてもらいます。
チームはスタートラインを先頭に一列に並んで待機します。前方2~3メートル先にペットボトルを立てます。
ファシリテーターの合図の下、先頭はペットボトルが倒れるようにタオルを投げます。
倒れなかったらタオルを取りに行き、次の人にタオルを渡して自分は最後尾に並びます。
倒した人はタオルを取りに行きペットボトルを元通りに立てて、次の人にタオルを渡します。
早く全員がペットボトルを倒したチームが勝ちです。
少しでも早く投げて倒せるようにチームワークが大切です。投げた人は落ち込んでる場合ではありません。
⑮ヘディングキャッチ
投げたボールをヘディングして箱でキャッチするゲーム。息の合ったチームワークが決め手となります。
チームは5人~10人で構成しましょう。
準備物は(キャッチ用の箱1 ボール5個~10個 キャッチしたボールを入れる箱)×チーム数。床に2~3mあけて白ラインを2本引きます。
少々大がかりな準備ですがエキサイトすること間違いありません。
ヘディング係(1名)と投げてキャッチするメンバーに分けます。
投げる人は白ラインの外側から、ヘディング係にトスする。帰ってきたボールをキャッチすれば成功。失敗したらボールを取りに行き、次の人にボールを渡す。
ボールが早くなくなったチームが勝ち。
投げ方とヘディングの加減を考えるチームプレーの競技です。相手を思いやる気持ちが芽生えるでしょう。
⑯キャッチ輪投げ
少人数から大人数まで楽しめるキャッチ輪投げです。
1チーム10人前後に分かれてもらいます。
準備するものは、キャッチ棒と新聞紙で作った輪です。
キャッチする人に新聞紙を丸めたキャッチ棒を持ってもらいます。
投げ手が輪を投げ、キャッチは棒で上手に通せば1輪ゲットです。
失敗したら回収して次の人に渡します。成功したら列から抜け出ます。
最後の一人がキャッチできたら勝ちです。
投げ手と受け手の距離を広めて難易度を上げていくと面白いです。
投げ方や受け手の方法をチームで話し合うことによって、チームワークが高められる効果があります。
⑰たしてあつめて31
チームで知恵を出し合って単語を集めます。31文字になったら勝ちです。
1チーム3~4人のチームをファシリテーターが決めます。
合図と同時にチーム内で単語を持ち合い、合計31文字になったら勝ちです。
慣れて来たら、頭文字の指定をすると難易度が上がります。
いち早く達成したチームが優勝なので、時間に追われるゲームです。思わぬ珍解答ならぬ言葉が出現するので、答え合わせをやっても面白いです。協力体制の構築ができるゲームです。
⑱漢字探し
図形の中から多くの漢字を見つけたチームが勝者です。
ファシリテーターは参加者を3人~4人のチームにします。
チームにA4用紙とペンを渡します。
ファシリテーターはホワイトボードに図形を書いて、参加者は制限時間内に1文字でも多くの漢字を発見したチームが勝者です。
一人よりもチームで意見を出し合うことで活発な意見交換が可能となります。
⑲画数と漢字
画数順に多くの漢字を書けたチームが優勝です。
ファシリテーターは3~4人のチーム分けを行います。
次にチームごとに、ホワイトボード又は模造紙の前に集合してもらいます。
スタートの掛け声と同時に1画⇒2画⇒3画・・・漢字を書き続けていきます。
制限時間内に、より多くの漢字を書けたチームが優勝です。
活発な発言がより多くの漢字に結びつくので、皆さん必死に書いていきます。強いチームワークの構築につながります。
⑳番号踏み
時間内に多くの番号札を踏めたチームが勝ちです。
ファシリテーターの指示のもと、3~5人のチーム分けを行います。
各グループで踏む順番を決めてもらいます。カードは1番から30番まで用意します。
ファシリテーターのスタートの合図で、カードの1番から順番にチームのメンバーが順番で交代しながら踏んでいきます。早く踏み終わったチームが勝ちです。
先を読んでチーム内の相互支援の声掛けで、チームワークの育成に効果があります。
以上、チーム対抗アイスブレイクゲームネタ20選でした!
さいごに
アイスブレイクネタ20選いかがでしたでしょうか?
チーム対抗でのアイスブレイクゲームは導入部分や目的が大切です。
単に「楽しい」や「盛り上がる」だけではなく、集団の目的に沿ったアイスブレイクゲームを選択することで効果が最大限に発揮できます。
また、初対面でいきなり「チーム対抗の競技開始!」と言っても、話し合いや作戦会議でつまずいてしまいます。
その前に自己紹介などのアイスブレイクを入れて、その後に競技開始の方がスムーズな運営になります。
集団の傾向や会場の雰囲気を感じて、ファシリテーターがアレンジすることが大切です。アイスブレイクのチーム対抗競技は特に盛り上がります。
ぜひ、チームワークの構築にアイスブレイクゲームを役立ててくださいね。