新学期や新社会人生活が始まると、初めてのクラスメートや新社会人で固い空気って感じますよね。新入生が授業を待っている時間や新社会人研修、そのような時の緊張感を打ち砕くのがアイスブレイクです。
しかし、「アイスブレイク」という名前を聞いても解りづらいですよね。アイス(氷)をブレイク(打ち砕く)という意味で、緊張感を無くした集団の形成が目的です。
「アイスブレイク」は緊張した状態から、話しやすい打ち解けあった集団を構築していくレクリエーションゲームのことです。
今回は、「簡単で盛り上がる」がキーワードです。少人数(10人~30人前後で打ち解けあう「おすすめゲーム」アイスブレイク20選をご紹介します!
目次
【簡単・盛り上がる】少人数向けアイスブレイクゲームネタ 20選
①足じゃんけん
とても簡単で準備も必要ありません。!足でじゃんけん勝負をするゲームです。
このゲームは足で「グー チョキ パー」を表して勝負します。
足じゃんけんの良いところは「じゃんけん出すまで相手の顔を見る」ことです。
なかなか初対面でジッと相手の顔を見ることってできませんが、このゲームではガン見です。見つめ合った二人が次の瞬間に目線は足元。そして勝ったらガッツポーズ!
簡単なゲームですが、緊張感ほぐれる笑いのアイスブレイクゲームです。
②新聞パスサッカー
新聞でボールを受けて二人でパスをしながらゴールを目指します。
初めに新聞でボール受けを作ります。
次に二人ペアを作り、最低2チーム以上で競い合い、ゴールに運べたら勝ちです。
横に5~6人並んだ2チームで競っても楽しいですよ。
初めての人とも共通の目標があると、会話も弾み盛り上がりますね。
③妄想自己紹介
「もし○○だったら!○○になれたら」など勝手な思いで自己紹介します。
3人以上のメンバーで内向きの円になってもらいます。
次に、ファシリテーターの案内で自己紹介をしていきます。
「もし、透明人間に慣れたら・・・大好きな○○と・・・」
「もし、どこでもドアがあったら、○○へ行きたい」
実在しない人物や場所を入れても何でもOKな妄想の競争です!
あまり面識もないので妄想を現実ととらえる参加者がいて面白いです。
ありえない現実を紹介していくことで知らない人同士でも盛り上がります。
④漢字自己紹介
漢字1文字で自分を表し、他の参加者がその字の理由(紹介)を考えます。
二人ペアを1組作って、クリップボードに挟んだA4用紙とマジックを渡します。
次に、ファシリテーターの案内で「自分を漢字1文字であらわして下さい」
適当に考える時間を設けましょう。
書いてもらいましたら、ボードを相手や他の参加者にも見てもらいます。
任意に選んだ参加者に、その漢字を書いた理由を説明してもらいます。
初対面の人同士でも、相手の良い所を見つけて説明しようと心がける。良い雰囲気の自己紹介になります。褒め殺しのような雰囲気はファシリテーターの方向性が重要です。
⑤しりとり自己紹介
前の紹介者の名前の最後の1文字を引用して自己紹介を始めていきます。
4名で内向きの輪を作ります。ファシリテーターの案内で自己紹介を始めます。
前の紹介者が「あらがき ゆい」だったら、いい家の育ちと言われる「いしき たかすぎ」です。とつなげて自己紹介を続けます。
1周りで終わらせないで2回目に入ると修飾語が変わってさらに盛り上がります。
初対面の方々が名前を覚えるきっかけになります。気に入ったあだ名に結びつくこともあります。
⑥無人島に持っていくなら
無人島に持っていく品物を書いて、その理由を直感的に決めてもらい解説します。
参加者3~4名で内向きの輪になってもらい、ファシリテーターはクリップボードとA4用紙とマジックを渡します。
次に持っていくものは「1食べ物 2着替え 3音楽プレイヤ- 4携帯ゲーム」この中から1つだけ持っていけます。
少し時間を取らせて1つ挙げてもらい全員に見てもらいます。
最後はファシリテーターが4つの品物の意味を解説します。すべて「○○を恐れています」との解説に参加者は盛り上がります。
決して厳密ではないのであまり気にしないでいいことを説明して、参加者を暖かくフォローしておきましょう。
初対面の方々の価値観が、ファシリテーターの一方的な解説で定義づけられて盛り上がります。
⑦記憶ゲーム
前の参加者の名前を引き継いで自分の紹介をしていきます。参加者同士が名前を覚えられます。
参加者(4~10名)は内向きの輪になってもらい、ファシリテーターが1番最初の自己紹介者を決めます。
次に1番の紹介者の名前を引き継いだ2番目の方は「○○さんの隣の△△です」と隣の方の名前と自己紹介を引き継いで自分の紹介をしていきます。
1周りしたら逆周りでやっていきましょう。
参加者が名前を覚えることによって親近感を高めるのが目的です。
⑧私はだれでしょう
誰のことなの解らない紹介文を予想で的中させる、完全思い込みゲームです。
4~5人で内向きの円を作ってもらい、クリップボードとA4用紙とサインペンを各自に渡します。
次に、自分の意外(他人から見て)な一面、出来事を1行程度で書いてもらいます。他の方に見えないように折って、ファシリテーターに渡します。
ファシリテーターは1つを選んで読み上げます。参加者はその意外な一面を持つ人が誰なのか、ファシリテーターの「はい」の掛け声で一斉に指さします。
自分の文章が読み上げられた人は、その内容を簡単に説明します。
意外な一面を知ることで驚きがあり、親近感を増す効果があります。
⑨ピンポン大脱出
新聞紙で塔を作り、最も高い塔を作ったチームが勝ちです。しかし、5秒の耐久時間が必要です。
3~5人のグループ分けを行い内向きの円を作ります。用意する物は「新聞紙5枚。ビニールテープ1つ。ピンポン玉1」です。
時間内に5枚の新聞とビニールテープで最も高く、ピンポン球を載せて5秒間耐えた塔のチームが勝ちです。
協力して高い塔を作り上げ、5秒間耐えた時に共通の達成感を味わえます。例え失敗しても盛り上がります。作成中は、「周囲の形状を気にしない」ようにファシリテーターは発言を入れましょう。
⑩見えない共通点
グループ内のメンバーの共通点を、たくさん挙げて競い合うゲームです。
グループの人数は多すぎないよう3人くらいがベストです。メンバーを増やすと共通点が見つけづらくなります。
用意するものは模造紙又はホワイトボードとペンをグループの数だけ用意します。
時間内に共通点を多く挙げたチームが勝ちです。
共通点探しのゲームは自己開示が必須です。「どんな人だろう?」と言った気持ちが解消されていきます。
⑪おおきなかぶ
決まったキーワードが出てきたら「相手の手をたたく、同時に自分の手はたたかれないよう引っ込める」同時進行ゲームで盛り上がります。
4人以上のチームで内向きに円をつくります。左手を左隣の人の右手の上に、自分の右手は前に出して、右隣の人の左手を載せます。
ファシリテーターはキーワードを決めます。今回は「おじいさん」です。昔話や書物を朗読するとよいでしょう。「おおきなかぶ」トルストイ作を読み上げてみます。
「おじいさん」が読まれたら、左手で右隣の人の右手をたたきます。同時に自分の右手はたたかれないように引っ込めます。
たたくと引っ込めるの同時動作を上手に出来るか、フライング気味に動く人もいて盛り上がりアイスブレイクに役立ちます。
⑫セブンじゃんけん
いつもと違うじゃんけんで、合計7(セブン)を出したら成功です。グループでやり遂げるゲームです。
3~4名のグループでじゃんけんをします。通常の「グー チョキ パー」の他に指1本 指4本のじゃんけんが出せます・
グループの指の本数合計が7(セブン)になると成功です。
人数が多いと7(セブン)が出づらいので、一定時間でない場合は、ファシリテーターがグループ替えをするといいです。
1つの目標「7(セブン)」を達成することで協力姿勢や達成感を共有できます。
⑬星人おにごっこ
スタートは複数の異星人ですが、同じ星人を増やしていって全員が同じ星人になったら達成です。
スタートはあたまに手を置く「頭星人」肩に手を置く「肩星人」他に「お尻星人」「うで星人」と4星人をファシリテーターが決めます。
次に、各星人が背中をたたき、たたかれた星人はたたいた星人に変わり仲間になります。
最後に、全員が一つの星人に成ったら達成です。
じゃんけんで勝ったら負けた星人が変わってもいいですね。
共通の星人になることによって仲間意識が芽生えていきます。
⑭四点じゃんけん
負けるごとに低姿勢になるじゃんけんで、お互いに三点まで勝負すると面白いです。
ファシリテーターは参加者に、任意の二人組になってもらいます。
ペアになったらじゃんけん勝負で負けるごとに、「右ひざ→左ひざ→右ひじ→左ひじ」と床に着けていきます。左右どちらでもかまいません。
四点すべて床に付いた状態で「参りました」と相手に敬意を表しましょう。
負けるけるごとに低姿勢になっていきます。全勝することは少ないのでお互いに低姿勢になる様子は面白く心が打ち解けていきます。
⑮カミワタシ
両手の指1本で紙をリレーで運ぶ競技です。作戦会議の時間を活かすのがカギです。
ファシリテーターは参加者を同じ人数のチームに分けていきます。
次にA4の紙を1枚グループに渡します。チームは横一列に並んで、紙をリレー形式で渡して全員つないだら達成です。
開始の前に0.5~1分の作戦会議時間を設けます。
グループ会議の意見提案やゴールを目指す協力体制で、初対面の人でも打ち解け合っていきます。
⑯NGワード
共通の会話の中でNGワードを発した参加者は失格になり、最後に残った人が勝ちです。
4~5人のグループを作ります。ファシリテーターがNGワードカードを本人に見えないようにその人の額に張ります。
参加者に、何でもよいので日常会話を行ってもらい、NGワードを発した参加者は失格となります。最後に残った人が勝ちです。
相手の心を読むゲームです。額にNGワードカードが張ってあるので、自然に相手の顔を見ることになります。相手に親近感の湧いてくるゲームです。
⑰いれかえ言葉
クイズ形式のアイスブレイクで、入れ替えた言葉が面白いと共通の話題で笑顔が漏れ出します。
参加者に机の前に集まってもらい、あらかじめA4用紙に書いてあった入れ替え言葉を見せます。
解った参加は「ハイ」と挙手して答えます。正解が多い方が勝ちです。
徐々に文字数を増やしていくと効果的です。
共通ワードを元に答えを出し合っていくので親近感が湧いてきます。間違えた答えもアイスブレイクに効果があります。
⑱しりとりリレー
キッチンタイマーが鳴らないうちにしりとりを続けます。なってしまったら負けなのでドキドキするゲームです。
ファシリテーターは1番の人を指名し、キッチンタイマーを渡します。
しりとりの順番が決まったら、タイマーを2分にセットしてスタート
キッチンタイマーが鳴った時に持っていた人が負けです。
時間制限の中の「しりとり」なのでドキドキ感が盛り上がります。タイマーの時間は見えない方がよいでしょう。
⑲サイコロイ計算
サイコロを複数(2~3個)振って出た目の合計数をいち早く答えた人が勝ちです。
ファシリテーターは参加者に、机の前に集まってもらう。
机にクッション材を敷いてサイコロを振ります。
参加者は出た目を合計して挙手で答えます。正解が多い人が勝ちです。
参加者全員が机のサイコロを凝視している面白い時間です。正解が分かって挙手「ハイ」の競争も面白く盛り上がります。間違えも盛り上がります。
⑳ゆーほー
参加者が協力して「ゆーほー」を持ち上げて、柱から飛び出したら達成です。
ファシリテーターは参加者(3~5人位のグループ分け)に机の周りに集まってもらいます。
机の上に柱を立てて、「ゆーほー」を柱に通して置きます。
次に参加者に扇子を渡して、合図で扇ぎ始めて「ゆーほー」を浮かせていきます。
柱から飛び出したら達成で、グループ勝利です。
グループで「ゆーほー」を浮かせるために、どう扇子で扇いだらよいのか意見提案も大切です。共通の目標に向かって一致団結して笑えます。
以上、少人数向けアイスブレイクネタ 20選でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
初対面の方々にいきなり「コミュニケーションを取りましょう!」といってもなかなか困難ですね。それなら、こちらから心を和ませる働きかけをしてみませんか?
アイスブレイクの後の共同作業は、一度気持ちが通っているので効率がとても良いです。会話も自然とはずんで、緊張感も和らいでいきます。
今回紹介した「アイス ブレイク」は少人数(10人~30人)位でも楽しめます。人数が増えても、グループ分けを多くすれば対応可能なのでさまざまな機会で役立ててみましょう!